【Lステップ】タグと友だち情報欄の違いと活用方法

Lステップを活用してLINE公式アカウントを運用している皆さま、

「タグ」と「友だち情報欄」を使いこなせていますか？

「なんとなく使っているけど、違いがよくわからない」「どう使い分ければいいの？」と感じている方も多いのではないでしょうか。

この2つの機能は、LINEマーケティングを成功させる上で欠かせない重要なツールです。

それぞれの違いを理解し、効果的に活用することで、顧客一人ひとりに寄り添ったきめ細やかなコミュニケーションが可能になります。

今回は、Lステップの「タグ」と「友だち情報欄」の違いと、具体的な活用方法を徹底的に解説します。

1.  タグと友だち情報欄　違いは？

まずは、それぞれの基本的な役割を理解しましょう。

• 【タグ】　顧客の「行動」を記録するラベル

タグは、友だちの行動や状態を記録するための「ラベル」のようなものです。

例えば、リッチメニューのボタンをタップした、特定のキーワードを送信した、アンケートに回答した、商品を購入した、といったアクションに応じて自動または手動で付与することができます。

タグの大きな特徴は、複数付与が可能である点です。

例えば、「商品A購入者」「ステップ配信完了者」「キャンペーン参加者」といった

複数のタグを、一人の友だちに付与することができます。

これにより、顧客の多面的な興味や行動履歴を簡単に把握できます。

• 【友だち情報欄】　顧客の「属性」を記録するデータベース

一方、友だち情報欄は、友だちの属性や固定情報を記録するための「データベース」です。

氏名、年齢、性別、居住地、職業、趣味など、

友だち自身に関する不変的、または変わりにくい情報を記録します。

友だち情報欄の特徴は、1つの項目につき1つの情報しか入力できない点です。

例えば「氏名」という項目に、「田中太郎」と「山田花子」を同時に記録することはできません。

2.  タグと友だち情報欄　使い分け方

それぞれの役割を踏まえた上で、どのように使い分けるのが効果的なのでしょうか？

• 【タグ】　「動的な情報」の管理に最適

タグは、「誰が」「いつ」「何を」したかという動的な情報の管理に最適です。

• リッチメニューの「メニューA」「メニューB」のどちらをタップしたか

• 特定の動画を視聴したか

• 無料体験レッスンを申し込んだか

• 購入した商品の種類（例：商品A購入者、商品B購入者）

  
  

これらの情報をタグで管理することで、顧客の興味関心を詳細に把握し、よりパーソナライズされたメッセージ配信が可能になります。例えば、「無料体験レッスンを申し込んだが、本契約に至らなかった友だち」をタグで絞り込み、リマインドや特別なオファーを配信するといった施策が可能です。

• 【友だち情報欄】　「静的な情報」の管理に最適

　　　友だち情報欄は、「その人がどんな人か」という静的な情報の管理に最適です。

• 氏名、生年月日、性別

• 居住地（都道府県）

• メールアドレス、電話番号

• 職業、趣味

  
  
  
  
  
  

これらの情報を友だち情報欄に記録することで、顧客の基本情報をデータベース化できます。例えば、誕生日に合わせて自動でお祝いメッセージを配信したり、「関東地方在住者」だけに店舗イベントの告知を送るといった、顧客属性に基づいたセグメント配信が可能になります。

3.  具体的な活用方法と連携のポイント

タグと友だち情報欄は、単独で使うだけでなく、組み合わせることでさらに強力なマーケティングツールになります。

＜例：ECサイト運営の場合＞

1. 友だち情報欄で基本情報を収集:

   • 友だち登録時に簡単なアンケートを実施し、氏名、性別、年代などを友だち情報欄に記録。これにより、「30代女性」といった属性でセグメント配信ができるようになります。

     
     

2. タグで行動履歴を記録:

   • リッチメニューの「新商品を見る」ボタンをタップした人に「新商品興味あり」タグを付与。

   • ステップ配信の途中で離脱した人に「配信途中離脱」タグを付与。

   • 特定の商品を購入した人に「〇〇商品購入者」タグを付与。

     
     

3. セグメント配信の組み合わせ:

   • 「30代女性（友だち情報欄）」かつ「新商品興味あり（タグ）」の人に、新商品の割引クーポンを配信する。

   • 「〇〇商品購入者（タグ）」かつ「神奈川県在住（友だち情報欄）」の人に、関連商品の情報と、神奈川県内の実店舗でのイベント情報を配信する。

     
     

このように、友だち情報欄でターゲット層を絞り込み、タグでさらに細かく行動をセグメントすることで、より効果的なメッセージ配信を実現できます。

4.  まとめ

	特徴	活用方法
タグ	行動履歴の記録 複数付与が可能	リッチメニューのタップ、商品の購入、特定のキーワード送信など、動的な情報の管理に最適
友だち情報欄	属性の記録 単一情報のみ記録	氏名、年齢、性別、居住地など、静的な情報の管理に最適

Lステップを最大限に活用するには、この二つの機能を正しく理解し、目的に応じて使い分けることが不可欠です。

ぜひ、あなたのLINEマーケティングに取り入れて、顧客とのエンゲージメントを高めていきましょう。

ご不明点はお気軽にエブリッジ にご相談ください。