【Lステップ】データ移行(カレンダーは移行出来ない)
- ev_貴瀨
- 4 日前
- 読了時間: 6分
こんにちは、エブリッジです。
今回のブログは「Lステップのデータ移行」についてです。
移行するには条件や注意事項もありますので、合わせてご説明しますね。

まず、Lステップのデータ移行とは
既存のLステップアカウントの設定を別のアカウントに複製コピーする機能になります。
つまり、複製なので
データ移行を実施しても移行元のデータは消えず、そのまま残ります。
全く新しいLINE公式アカウントでLステップを始めたい場合や、
複数のアカウントで同じ設定を利用したい場合に便利ですね。
A:元データ → B:複製データ(追加)
※Bは追加したものなので、こちらで構築内容をプラスしてもAには対応されません。
料金とプランの条件
料金:
Lステップのデータ移行機能自体の追加料金はありません。
各プランの月額料金内で利用できます。
プランの条件:
移行先のLステップアカウントは、移行元のアカウントと同じか、
それ以上のプランである必要があります。
(例:「スタートプラン」から「スタンダードプラン」への移行は可能ですが、
その逆はできません。)
もしうまくいかないな?となった時には、まずプランの確認をしてみてください。
移行できるデータとできないデータ
データ移行には、移行できるものとできないものがあります。
【主な移行可能データ】_12項目のデータが移行できます。 |
• タグ • 友だち情報欄 • カスタム検索 • シナリオ配信 • テンプレート • 回答フォーム • 自動応答 • リッチメニュー • リマインダ配信 • 予約管理機能_イベント予約など(カレンダー予約は非対応) • アクション管理_流入経路など • コンバージョン |
【移行できないデータ】 |
最も重要な点として、 「友だち」の情報(LINEの友だちリスト)そのものは移行できません。移行先のアカウントで友だちに再度登録してもらう必要があります。 その他、以下の2点の情報も移行の対象外です。 |
• チャットの履歴 • 個別で設定した友だちごとのタグや情報 |

【データ移行の手順】
データ移行は、以下の手順で進めます。
移行元のアカウントでの操作
Lステップの管理画面にログインします。
設定メニューから「データ移行」を選択します。
移行したいデータ項目にチェックを入れます。
(①全データ ②希望タグの選択 ③希望の友達情報欄 など項目あり)
→この際、アクション設定、関連データも一緒に引き継がれます。つまり、何かアクションを起こした際にタグをつける。等の設定がしてあれば、それらが全て引き継がれるので、
アクション設定がされている項目を移行した場合は、関連データを選択しなくても、それらは自動で引き継がれます。
⚪︎ 「引き継ぎコードを発行」ボタンをクリックすると、
24時間有効なコードが発行されます。
(移行先で使いますから引き継ぎコードはコピーしておいてください。)
※有効期限がきれてしまったら項目選択をしなおして
引き継ぎコードを発行しなおしてください。
※データ移行自体は何度でもできますが、
同一の引き継ぎコードを使った移行は1回きりになります。
※複数回移行したい場合や、移行先でミスをして何か削除してしまったから再度やり直したい!などが起こった場合も、一度引き継ぎコードを使っていますので、
項目を選択してコードを発行しなおしてくださいね。
移行先のアカウントでの操作
移行先のLステップアカウントにログインします。
同様に「データ移行」メニューを開きます。
発行された引き継ぎコードを入力し、確認画面へをクリック
引き継ぎ内容を確認して、引き継ぎ実行をクリックします。
(処理が完了するまでは、管理画面での他の操作は控えてください。)
※引き継ぎ項目が少なければ実行後はすぐに完了しますが、移行するデータが多いときは移行に1時間以上かかる場合もあります
(特に重たい画像データがたくさんある時はそうなりそうですね)
※管理画面のトップページに「処理中」とあればデータ移行中です。
処理中に何らかの操作をすると正しい移行が行われないこともあるので処理中の操作は控えましょう!!
注意点
友だちは引き継がれない: 前述の通り、友だちリストは移行されません。新しいアカウントで再度集客が必要です。
URLの確認: 移行したシナリオやリッチメニュー内のURLが正しく機能するか、移行後に必ず確認してください。URLが正しく書き換わらないケースがあります。
データの上書き: 移行先に既に設定がある場合、データが上書きされる可能性があります。新規のアカウントへの移行を推奨します。
業者への依頼: 自身での作業が不安な場合は、Lステップの構築やデータ移行を代行する専門業者に依頼することも可能です。費用は依頼内容によりますが、数万円から数十万円が相場です。
データ移行は非常に便利な機能ですが、制限事項をよく理解した上で計画的に進めることが重要です。

では、次は表題にもついている「カレンダーの移行」について説明しますね。
本当にカレンダーの移行はできないのか。
Lステップのデータ移行において、
カレンダーの設定(予約枠やコース設定など)は移行できますが、
友だちが行った「予約履歴」そのものは移行できません。
移行できるもの(カレンダーの設定)
Lステップのデータ移行では、「予約管理機能」という項目が移行対象に含まれています。これはカレンダー予約機能の設定を指しており、具体的には以下のような設定内容が新しいアカウントにコピーされます。
予約枠の設定: 何曜日の何時から何時まで予約を受け付けるか、といった基本的な設定
コースやメニューの設定: 提供するサービスやコースの内容、料金、所要時間など
担当者の設定
予約確定時やリマインドの自動配信メッセージ
つまり、カレンダーという「予約を受け付けるための器(うつわ)」そのものの設定は移行が可能です。
移行できないもの(予約の履歴)
一方で、データ移行で引き継ぐことができない最も重要なデータは「友だち」の情報です。
これに伴い、
どの友だちが、いつ、どのコースを予約したか という個別の予約履歴(予約情報)
は、友だち情報と紐づいているため移行することができません。
対象 | 結果 | 詳細 |
カレンダーの設定 | できる | 予約を受け付けるための予約枠、コース、担当者、自動返信メッセージなど |
カレンダーの「予約履歴」 | できない | 過去にどの友だちが予約したか、という実績データ |
したがって、
「Lステップのデータ移行はカレンダーは移行できない」という情報は、
「カレンダーの予約履歴は移行できない」 という意味では正しいと言えます。
しかし、カレンダーの「設定」自体は「移行可能」なので、新しいアカウントで一から作り直す必要はありません。
まとめ
いろいろお話していきましたが、
以下が、データ移行の特徴や注意点のまとめになります。
●データの移行は同プラン以上なら、すべてのプランで移行可能。
●設定を移行する機能なので、友だちの移行はできない。
●データ移行後は、移行先の対応マークが変更されてしまう。
●アクション設定_関連データは一緒に引き継がれる。
●引き継ぎコードは発行から24時間有効。
●同一引き継ぎコードでの複数回のデータ移行はできない。
●データ量によって、移行に1時間以上かかる場合もある。
●処理中に操作をすると、データが正しく移行されない恐れがある。
●カレンダー予約は、設定は移行できるけれど友だち情報は移行できない。
何かわからないことがありましたら、いつでもエブリッジにご相談下さいね。
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